生前整理の仕方
生前にすべてのものをきちんと形見分けできる方はほとんどいません。
愛着があるものを無理に整理する必要はないのです。
というのは、高齢期の心の豊かさは思い出に支えられているといわれています。
思い出に結びついている記念の品は大切にしていけば、
認知症の予防として「回想療法」に利用することもできます。
しかし、何でももったいないと、不用品を込むのはいかがしょうか。
それはもちろんNGです!
不用品が多くなれば、大切なものが見つかりにくくなります。
お父様やお母さまの「不用品の整理が出来なくなった。」
というのを帰省の際に感じたら、
もう一人暮らしは無理であるというサインです。
不用品のお荷物が多くなっているのはあらゆる感覚を鈍らせます。
不要品に囲まれた漫然とした感覚の麻痺が認知症を誘発するともいえます。
お年を重ねた今こそ、
身の回りは必要最低限のものでさっぱりと
シンプルにお暮しになるのが理想ではないでしょうか。
使える物であっても、脳のなかのゴミを減らすと思って
家族や友人に譲るなどして減らし、
ご自分に必要な物を常に見極めながら生活する。
これが一番の生前整理の重要ポイントです。
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