• 親がどのような状況になったら動けばいいの?

    「親御さんの状況を心配すべき時」は「お一人暮らしが難しい」と判断する時期とイコールです。

    *運転していて距離感がにぶっている。
    *最近週2回以上お風呂に入らなくなっている。
    *自分の年齢を忘れている。
    *子供や孫の年齢が言えない。
    *今日が何日か言えない。
    *家の中に不用品が溜まっている。
    *もうあるのにティッシュや調味料がたくさん買い足されている。
    *詐欺に騙されそうになった。

    このような体力知力の健康状態は親御さんの一人暮らしを心配すべき時期です。
    難しいのは、その親御様の一人暮らし終了時期はお一人お一人の年齢には必ずしも比例せず、
    その方がどのように生活されているか、
    仕事されているか、 いないのか、
    長年の生活歴で、容易に10~20歳の年齢差が出るほど状態が変わるということです。

    その点がまだ一人暮らしでよいのか、悪いのか判断するのが難しいところなのです。

    客観的な判断として、75歳後期高齢者をお迎えになったら
    脳神経外科でMRIや長谷川式簡易認知症スケールなどを年1回お受けすることをお勧めいたします。
    長谷川式簡易認知症スケールで20点以下になったら、
    ご家族で今後の生活の仕方を考えて差し上げた方がいいでしょう。

    また毎年定期的に検査をしていくと

    健康な正常だった時の状態を記録しておくことになりますから、
    病気を疑った場合にも比較対象ができて病状の進行度合いを正確に把握することができます。

    親御様が70代以上の場合は、可能な限り連絡や訪問をし、

    何か不安を感じた時にはまずは専門家にご相談ください。